アライメントを極めたらOBが8割減った!70台を出すまでにやったこと

【結論】OBに悩むなら、スイングの前に「アライメント」を疑うべき

もしあなたが、かつての僕と同じように「OBの沼」にハマり、スコアを崩し続けているなら、

そのOB、スイングのせいじゃないかもしれません。

僕自身、ゴルフを始めてからずっとOBに悩まされてきました。しかし、「アライメント(目標に対して正しく構えること)」が間違えている事に気づき、それを修正しただけでOBの数が激減。安定して80台、そして夢だった70台への道が拓けたのです。

この記事では、僕がスイングをいじるのをやめ、アライメントと徹底的に向き合った結果、OBを克服した具体的な方法をお伝えします。

僕のOBの原因は「曲がり」ではなく「向き」だった

僕にとって、ゴルフのラウンドは常にOBとの戦いでした。1ラウンドで4回、5回のOBは当たり前。「今日は2回で済んだからマシな方か…」なんていうのが日常茶飯事だったんです。

「なんであんなに曲がるんだろう…」と、当時は本気で悩んでいました。練習場ではそこそこ真っ直ぐ飛ぶのに、なぜかコースに出た途端にボールは言うことを聞いてくれない。練習場とコースでは何が違うんだ?と、答えの出ない問いを繰り返すばかり。

そんな僕に衝撃の事実を突きつけたのは、ある日のラウンドに付き合ってくれた妻の一言でした。

ティーショットを打ち終え、まずまずの当たりに少し満足げな僕に、後方から見ていた妻がこう言ったのです。

「ねぇ、今のショットもそうだけど、今日全部、目標よりだいぶ右向いてるよ」

「え?そんなはずは…」
最初は信じられませんでした。自分ではターゲットのど真ん中を向いているつもりだったからです。

しかし、次のホール、その次のホールと、妻に後ろからチェックしてもらうと、面白いように毎回「もっと左!」と指示が飛んできます。そして、妻に言われた通りの方向に構えて打つと…なんと、ボールは狙った方向に真っ直ぐ飛んでいくのです。

この時はかなりの衝撃を受けました。
僕のボールがOBになっていた最大の原因は、スイングが悪くて「ボールが大きく曲がっていた」からではなく、そもそも「狙った方向と違う方向に構え、そこに真っ直ぐ飛んでいた」だけだったのです。

思い返せば、練習場ではいつも長方形のマットの向きに合わせて、何も考えずに打っていました。あのマットが、僕の方向感覚を完全に麻痺させていたんですね。

コースには、親切なマットなんてありません。
かといって、ラウンド中に毎回誰かに後ろから方向をチェックしてもらうわけにはいきません。それはスロープレーに繋がりますし、そもそもルール(※)で禁止されています。
※ストロークを行う援助や、スタンスをとる援助を受けることは規則で認められていません

「もう、自力でなんとかするしかない」

この日を境に、僕のアライメントを巡る試行錯誤が始まりました。

【僕の結論】70台を出すために実践した、アライメントの具体的な3ステップ

感覚や才能に頼っていては、いつまで経ってもアライメントは身につきません。大切なのは「毎回、同じ手順を踏む」ことです。僕が悩み抜いた末にたどり着いた、コースで自信を持って構えられるようになるための、超・具体的な3ステップを紹介します。

ステップ1:最重要!ボールの「真後ろ」から”仮想の線”を引き、目印を見つける

まず、ティーアップしたら、一度アドレスを解いてボールの真後ろに立ちます。

そして、打ちたいターゲットとボールを結ぶ”一本の仮想の線”をイメージします。

その線上で、ボールから1〜2m先にある「何か」を目印(スパット)として見つけてください。色の違う芝、小さな落ち葉、ディボット跡、何でも構いません。この「近場の目印(スパット)」を見つけることが、アライメントの成功率を9割決めると言っても過言ではありません。

遠くのフェアウェイを目標にするから、体の向きがズレるのです。まずは、すぐ近くのスパットに真っ直ぐ合わせることだけを考えます。

ステップ2:まずは「フェースの向き」だけをスパットに合わせる

スパットを決めたら、アドレスに入ります。
ここで多くの人がやってしまう間違いが、体(スタンス)から目標に合わせにいってしまうことです。これをやると、十中八九、体が開いたり閉じたりして、結局ズレてしまいます。

正しくは、最初に「クラブフェースの向き」だけを、先ほど決めたスパットに寸分の狂いなく合わせること。

まだスタンスは適当で構いません。とにかく、クラブフェースのリーディングエッジが、スパットに対して直角になるように、細心の注意を払ってセットしてください。

ステップ3:フェースの向きを”絶対に変えず”にスタンスをとる

ステップ2で完璧に合わせたクラブフェース。この向きを”1ミリも動かさない”という強い意志を持って、ようやくスタンスを決めていきます。

セットしたフェースの向きに対して、足(つま先)、膝、腰、肩のラインが「すべて平行」になるようにスタンスを広げていきます。

よく「線路」に例えられますが、まさにそのイメージです。

  • 外側のレール(ボールとターゲットを結ぶ飛球線)の上に、クラブフェースが乗っている。
  • 内側のレール(体のライン)の上に、自分の両足が乗っている。

この順番を守るだけで、「右を向くクセ」は劇的に改善されます。スタンスを決めてからフェースをこねくり回すのではなく、「フェースが先、体は後」。これが鉄則です。

まとめ:アライメントは感覚ではなく技術。正しい手順で自信がつく

僕があれほど苦しんだOBは、スイングではなくアライメント、つまり「技術」の問題でした。そして、技術は正しい手順で練習すれば、必ず誰でも身につけることができます。

かつての僕のように、練習場のマットの上でしか真っ直ぐ構えられない…と悩んでいるなら、ぜひ次の練習からこの3ステップを試してみてください。

  • 必ずボールの後ろに立つ
  • 近場の目印(スパット)を見つける
  • 「フェースが先、体は後」で構える

最初は面倒に感じるかもしれません。でも、この手順が当たり前になった時、あなたのティーショットへの不安は、きっと自信に変わっているはずです。

OBが減ると、セカンドショットを楽な場所から打てる回数が圧倒的に増えます。それこそが、スコアメイクの第一歩であり、70台への最短ルートだと、僕は断言します。

もちろん、今でも「本当に真っ直ぐ構えられてるかな?」と不安になることはあります。プロじゃありませんから(笑)。でも、この手順を踏むことで、「よし、やるべきことはやった。あとはこの手順を信じて振り抜くだけだ」と、自信を持ってショットに臨めるようになりました。

まずは次の練習で、この3ステップを試してみてください。きっと、あなたのゴルフが少しだけ、楽になるはずです。

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