ゴルフで右を向く原因と直し方を70台ゴルファーが徹底解説!

「〇〇さん、ちょっと右向いてるよ」

ラウンド中に仲間から、こんな風に指摘された経験はありませんか? 特に、ゴルフに熱心なあなたなら、一度や二度はあるはずです。

何を隠そう、ベストスコア73の私も、昔は同じ悩みを抱えていました。ひどい時には、ラウンド中に妻から5回も「右向いてたよ」と言われたほどです。自分ではターゲットに真っ直ぐ構えているつもりなのに、なぜか体は右を向いてしまう…。

色々と調べてみて、実はこの問題が、私の不注意や才能のせいではなく、多くのゴルファーが陥る、人間の「体の仕組み」が原因だったと知りました。

この記事では、スコアが伸び悩んでいた過去の自分に向けて書くつもりで、「アドレスで右を向いてしまう根本的な原因」と、私が実践して特に効果があった「即効性のある3つの応急処置」、そして「二度と再発させないために私が行き着いた根本解決策」まで、私の体験談としてお話しします。

この記事を読めば、きっとあなたもアドレスの向きの悩みから解放されるはずです。

そもそも、なぜゴルファーは無意識に右を向いてしまうのか?

では、なぜ私たちは無意識に右を向いてしまうのでしょうか。当時、私がゴルフ雑誌などを読み漁って「これだ!」と納得した原因が、「利き目」「脳の錯覚」でした。

多くの右利きのゴルファーは、「右目が利き目」です。

アドレスに入るとき、私たちはボールと、はるか先にあるターゲットの両方を見ますよね。この時、利き目である右目でターゲットを捉えようとすると、自然と顔が少しだけ右に向いてしまう、と。そして、顔の向きに釣られて肩のラインが開き、最終的に体全体がターゲットのはるか右を向いてしまう、というメカニズムでした。

さらに、人間は「2本の平行な線を正確に認識するのが苦手」という特性も持っているそうです。

自分の足元にあるボールとターゲットを結ぶラインと、自分の体のライン。この2つを平行に構えているつもりでも、視覚的なエラーが起こり、「本当にこれで真っ直ぐか?」と不安になって、無意識に体を右に合わせてしまう…。

これを読んだとき、「自分のせいだけじゃなかったんだ」と、少し気持ちが楽になったのを覚えています。

【即実践】アドレスで右を向く癖を直す3つの応急処置

原因がわかったところで、私がすぐに試して、実際に効果を実感できた具体的な解決策を3つご紹介します。

コツ①:目標手前の「スパット」を最強の味方にする

多くのゴルフ雑誌やYouTubeで言われていることですが、プロゴルファーは必ず、ボールの先、30cm〜1m以内にある「スパット」を見つけています。スパットとは、芝の色が違う部分や、小さなゴミ、葉っぱなど、何でも構いません。

遠くのターゲットに体を合わせるのは非常に難しいですが、目の前にあるスパットにクラブフェースを合わせるのは簡単です。

まず、ボールの後ろに立って、ターゲットとボールを結んだ直線上でスパットを見つける。次に、そのスパットにフェースを合わせ、最後にフェースの向きに合わせて足の位置(スタンス)を決める。この手順を徹底しただけで、私の場合は体の向きが劇的に改善されました。

コツ②:アドレス完了まで「ターゲット」から絶対に目を離さない

以前の私は、ボールの横に立った後、安心して視線をボールに落としてしまっていました。これも、私の向きがズレる大きな原因の一つでした。

せっかく合わせた向きが、視線を落とすことでズレてしまう可能性があるのです。コツ①でスパットにフェースを合わせたら、ターゲットを見つめたまま、最後のスタンス調整まで行う。これを意識するようになってから、体の開きをかなり抑えられるようになりました。

コツ③:「フェースの向き」からアドレス全体の向きを作る

あなたはアドレスに入る時、足元から決めていませんか? 私も昔はそうでしたが、これも右を向いてしまう原因になります。

私が学んで意識している順番は「①フェースの向き → ②肩のライン → ③腰のライン → ④スタンス(足の向き)」です。 常に「フェースの向き」が全ての基準。この順番に変えたことで、アドレスの再現性が驚くほど高まりました。

【根本解決】もう迷わない!練習器具で「正しい向き」を体に刻み込む

さて、先ほどの3つのコツは非常に効果的でした。ただ正直に言うと、私自身、今でも100%真っ直ぐ構えている自信はありません。日によって感覚は微妙にズレるものです。

そこで、「自分の曖昧な感覚」を「揺るぎない事実」に変えるために、私が最終的に行き着いた結論は、練習器具の力を借りることでした。

私が使っているのが「エイミングビュー」です。

これはスティックと鏡が一体化したような練習器具で、一人でも簡単に自分のアドレスの向きを客観的にチェックできます。

練習場でこれを使って「あ、今の向きが本当に真っ直ぐなんだ」という“正解”を、何度も何度も体に覚えさせるのです。この「正しい感覚」が体に染み込んできたおかげで、器具がない本番のラウンドでも、違和感なく真っ直ぐ構えられるようになってきました。

大会では使えませんが、スコアの伸び悩みから本気で抜け出したいなら、こうしたツールで「正しいアドレス」という土台を固めることが、結局一番の近道だと私は思います。

まとめ

今回は、多くのゴルファーが悩む「アドレスで右を向いてしまう問題」について、私の経験をもとにお話ししました。

私が効果を実感したポイント

  • 原因を知る:利き目と脳の錯覚による、自然な体の反応だと知って、まずは自分を責めないこと!
  • 応急処置を試す:スパット、ターゲットを見続ける、フェースから合わせる、を徹底する!
  • 根本解決を目指す:練習器具を使い、「正しい向き」を体に覚えさせることが、私の最終的な結論です!

正しいアドレスは、ナイスショットの土台です。そして、その土台は正しい知識と練習によって、誰でも身につけることができます。

まずは、明日から試せる3つのコツから、ぜひ実践してみてください。あなたのゴルフが、私のように次のステージに進むことを心から応援しています!

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